モンペリエ Montpellier

海から数kmの場所、地中海気候の恩恵を受け、フランスの平均より2倍近くの日照時間があるこの都市は、千年以上の歴史をもつ中心地であると同時に、現代的な建築物の並ぶ都市でもある。見どころは、コメディ広場(la place de la Comédie)、美しい邸宅を眺められる旧市街散策、ペイルーの遊歩道(la promenade du Peyrou)からの眺め、アンティゴン地区(quartier Antigone)の建築(ネオクラシック様式のモダンな建造物)など。文化的活動も盛んで、モンペリエ･ダンス(Montpellier Danse)、ラジオ･フランス祭(festival de Radio France)、地中海シネマ祭(cinéma Méditerranéen)そして年間を通じて開催される様々な特別展示会など、年間を通して多くのフェスティバルが開かれる。劇場や博物館なども多く、最も充実した美術館は、フランス、スペイン、オランダ、フラマンの画家たちの絵画や多くの彫刻を収蔵するファーブル美術館(le Musée Fabre)。また、アンティゴン地区(le quartier Antigone)のサミュエル・シャンプラン大通り(avenue Samuel Champlain)では、田舎風の朝市が日曜の午前中に開催。アルソー広場(Place des Arceaux)では土曜の朝に自然農法の産品の市がある。海が見たければ、モンペリエの南13kmのところにあるパラヴァス・レ・フロ(Palavas-les-Flots)へ行こう。趣きのある賑やかで古い町並みや、浜辺もある。

〈アクセス〉
―サン･ギレーム･ル･デゼールから県道D4を南へ向かい、サン・ジャン・ド・フォス(Saint-Jean-de-Fos)まで。
―さらに県道D27をアニアン(Aniane)まで進み、次に県道D32をジニャック(Gignac)まで。
―ジニャックで国道N109と高速A750に乗り、モンペリエに到着。