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ムスティエのファイアンス焼き (Faïence de moustiers)

繊細な淡黄色の土の上に錫釉をかけた陶磁器で、北イタリアのファエンツァがその名の由来とされる。酸化スズを添加することで絵付けに適した白い釉薬が考案され、陶芸は大きく発展した。この技術をムスティエにもたらしたのは、1668年にこの村を訪れたイタリア人僧侶。その後、ルイ14世が皇室の宝物救済のため、金と銀の食器の鋳造を命じたことから、ファイアンス焼きは皇室御用達となり、2世紀に渡り栄えたが、英国陶磁器の人気に押され、19世紀後半にすべての窯が閉鎖。だがその後1927年にこの村に魅了された歴史家であり作家のマルセル・プロヴァンス(Marcel Provence)が窯を再興、この村の特産として復活を果たした。




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