フォンタンジュ Fontanges
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基本情報

アスペル川沿いにある中世の村フォンタンジュには、オーベルニュ地方に多く見られる伝統的な形式の家屋が立ち並んでいる。15世紀ゴシック様式のサン・ヴァンサン教会、12世紀のロマネスク様式の鐘楼は一見の価値あり。また、村の入り口には、聖母マリア像を納めたサン・ミッシェル礼拝堂もある。この礼拝堂は1896年に巨大な岩盤を刳り抜き、一枚岩で作られたもの。特に興味深いのは、この礼拝堂が、かつてこの岩山を背に寄りかかるように建っていたフォンタージュ城を彷彿とさせる点。4つの城塞(内覧不可)は村の域内で分散され、フォンタンジュには有力な一族が生活していたことが伺える。村の中心には、その昔ミョウバンが豊富で衣類の漂白に愛用されていたという川が流れ、そのほとりにあるグラヴィエ広場ではゆったりとした時間を堪能できる。
この村のテーマ
- 古城・城塞