城塞からは、裾野に広がるオリーブ畑やアルピーユ山地が見渡せる。
村からほんの少し離れたところにイマージュ(映像)の大聖堂(Cathédrale d'Images)がある。
以前は採石場だったこの場所は、1977年からイマージュの大聖堂として利用されている。数々のアーティストたちがその美しさにインスピレーションを受けたと言われ、ダンテ(Dante)は神曲《La Divine Comédie》の地獄編についての着想を得、グノー(Gounod)はオペラ、ミレイユ《Mireille》を完成させ、そしてジャン・コクトー(Jean Cocteau)が自作の「オルフェの遺言」《Le Testament d'Orphée》を撮影した。
展示室やギャラリーでは、これまでの32年間(1977-2009)に、数々の視聴覚作品が公開されてきた。
映像の力をたたえて、毎年ひとつのテーマにそって、多くの催し物が企画・実施される。
村から400mのところ。地獄谷(Val d'Enfer)のメラン通り(la route de Maillane)を行く。壮大な空間をもつかつての採石場は、今や、夢のようなヴィジュアルとサウンドを体感できる劇場に変身した。数多くの部屋の壁や、床、天井は巨大な自然のスクリーンとして使われている。このスクリーンの面積は合計で4000㎡。
これまで3000もの作品が10000回拡大投影された。一回40分間の上演に、30もの素材が投影される。毎年新しいプログラムが計画されている。
Route de Maillane 13520 Les Baux-de-Provence
04.90.54.38.65
04.90.54.42.65
info@cathedrale-images.com
www.cathedrale-images.com
OPEN:
2月25日~1月3日 毎日10:00–18:00
4月1日~9月30日 毎日10:00-19:00
(最終入場は終了時間の1時間前)
CLOSE:
1月~2月
料金:
大人7.50€ 小人(7~17歳)3,50€ 7歳未満無料
セットチケットA:大人13€ 小人7.50€ 城(Château) + イマージュの大聖堂(Cathédrale d’Images)
セットチケットB:大人10.50€ 小人3.50€ イマージュの大聖堂(Cathédrale d'Images) + イヴ・ブレイエ美術館(Musée Yves Brayer)
セットチケットC:大人15.50€ 小人7.50€ 城(Château)、イマージュの大聖堂(Cathédrale d'Images)、イヴ・ブレイエ美術館(Musée Yves Brayer)
団体料金:大人(20人以上)6.50€/人
イヴ・ブレイエ(Yves Brayer)はフランス現代美術において、最も重要な画家の一人である。美術館にはおよそ60年にわたる彼の創作期間をカバーする100点を超える作品が展示されている。プロヴァンスの風景、スペインやイタリアからインスピレーションを受けた油絵など。彼の仕事はとても多彩なもので、風景画はもちろん、コンポジション絵画、肖像画や静物画、また舞台衣装も手がけた。イヴ・ブレイエは1990年に他界。村の高台の墓で親友であるルイ・ジュー(Louis JOU)の近くに眠っている。
美術館はポルスレ邸(Hôtel des Porcelet)内にある。
13520 Les Baux-de-Provence
04.90.54.36.99
www.yvesbrayer.com
OPEN:
4月~9月 10:00-12:30/14:00-18:30(毎日)
10月~3月 10:00-12:30/14:00-17:00(火曜休み)
CLOSE:
1月~2月中旬
料金:
大人4.00€ 小人or団体2.50€ 18歳未満無料
セットチケットA:大人10.50€ 小人3.50€ イヴ・ブレイエ美術館(Musée Yves Brayer) + イマージュ大聖堂(Cathédrale d'Images)
セットチケットB:大人15.50€ 小人7.50€ 城塞(Chateau)、イマージュの大聖堂(Cathédrale d'Images)、イヴ・ブレイエ美術館(Musée Yves Brayer)
サントン博物館(Le Musée des Santons)では、伝統的なプロヴァンスの生活を再現した数多くのサントン人形だけでなく、サントン人形製作のドキュメントフィルムも上映。博物館として使われている建物はとても古く、ルネッサンス様式の丸天井が美しい。また地下室は16~18世紀にかけては牢獄として利用されていた。
13520 Les Baux-de-Provence
OPEN:年中無休、入場無料
ルネッサンス様式のジャン・ドゥ・ブリオン邸(Hôtel Renaissance Jean de Brion)内にある6つの部屋には、ルイ・ジュー(Louis JOU)の最も美しい仕事の数々が展示されている。家具、古書、デューラー(Dürer)とゴヤ(Goya)の版画、 絵画、版画、陶器など。エッチング、木版、印刷に加えエディターでもあったルイ・ジューのアトリエをあわせて見学することにより感動はさらに深まる。彼は、現代の書籍の進化に決定的な影響を与えた書籍のクリエイターだった。
13520 Les Baux-de-Provence
04.90.54.34.17
morvan@wanadoo.fr
http://perso.wanadoo.fr/fondationlouisjou/index.html
OPEN:要予約。ガイドつき見学。
料金:大人3.00€ 学生・小人1.50€ 7歳未満無料
村をその足元に置き、岩の台地の高台にそびえるレ・ボー城塞の敷地は7ha以上もある。歴史的建造物に指定されているこの城塞からは、この地方全体が見渡せる。
城内は音声ガイドを借りて見学するとよい。日本語も入れて7ヶ国語(仏、英、独、蘭、伊、西、日)が用意されている。主塔、櫓、旧病院、礼拝堂…など主要な城の遺跡をぜひ見て欲しい。
また、「プロヴァンスの空からの眺め」« La Provence vue du ciel »というタイトルの映像が繰り返し映し出されている。
4月1日から9月30日まで毎日5回(11:00/13:00/14:00/16:00/18:00)、弩砲(投石器)の発射や中世の武器の実演がおこなわれる。
13520 Les Baux-de-Provence
04.90.54.55.56
04.90.54.55.00
message@chateau-baux-provence.com
www.chateau-baux-provence.com
OPEN:年中無休
春 9:00–18:30
夏 9:00-19:30
秋 9:00-18:00
冬 9:00-17:00
料金:
大人 7.70€ 小人 5.70€ 7才未満は無料
チケット購入者3人ごとに小人1人無料
セットチケットA : 大人13€ 小人7.50€ 城塞(Château) + イマージュ大聖堂(Cath&eaqcute;drale d'Images)
セットチケットB : 大人15.50€ 小人7.50€ 城塞(Château)イマージュ大聖堂(Cathédrale d'Images)、イヴ・ブレイエ美術館(Musée Yves Brayer)
団体料金 : ホームページ参照
教会広場に面し、泉の谷を望む断崖の端に立っている、17世紀半ばに建設された礼拝堂。入口の扉の上には、2人の苦行者がひざまずく様子が浅浮き彫りになっている。
礼拝堂の中には、1974年にイヴ・ブレイエ(Yves Brayer)によって描かれた、プロヴァンスの伝統に従って羊飼いが祝うイエス誕生のフレスコ画がある。
昔の面影がそのまま残る村のの通りは、石畳で傾斜があり歩行者専用となっている。通りの石畳との立ち並ぶ石づくり家々は魅力的な一体感を醸し出している。レ・ボー=ドゥ=プロヴァンスは、まぎれもなくフランスで最も美しい村のひとつである。
プロテスタントのクロウド・ドゥ・マンヴィル(Claude de Manville)という富豪によって1571年に建設された、村で最も美しいルネッサンス様式の邸宅。そのファサードは縦仕切りのある大きな窓が特徴的。この邸宅は修復され、現在は村役場として利用されている。ここではしばしは展覧会が開催される。
泉の谷まで行くためには、必ずカラード道(chemin de la Calade)と、ここエイギエールの門(Porte d'Eyguières)<別名:水の門(Porte de l'eau)>を通らなければならなかった。1866年までは、村に入る唯一のルートとなっていた。
ロマネスク様式の素晴らしい建造物。
内部:シトー派の装飾を抑えた美しい身廊、そしてモナコ皇太子により贈られマックス・イングランド(Max Ingrand)のステンドグラスは必見。
外部:ファサードは19世紀の改修で根本的に変更された。正面入り口の上には、ライオンのとても美しい彫刻がある。建物の南側には、優美な円形の塔がある。
泉の谷(Vallon de la Fontaine)にあるルネッサンス様式の「あずまや」で、旧共同洗濯場の近くにある。
16世紀の建造物。エッチングや木版により名を上げた版画家であったルイ・ジューにより調和のとれた修復がされた、彼は村の景観の保存、そして再生にも貢献した。
16世紀に建てられたこの美しい建物は、オリジナリティ溢れるファサードとエレガントな窓をもっている。窓は精巧な彫刻が施してある縦仕切りが特徴。
内部のインテリアの保存状態はよい。1階の丸天井の部屋は「四季とカトリックの4つの枢要徳の寓話」を描いた17世紀の絵画で装飾されている。
2階の部屋は、光によって色合いの変わる花のモチーフで飾られたフランス様式の天井が特徴的。暖炉の上には、ゼウスによって天かける戦車から墜落死させられるパエトンの姿が描かれた円形のフレスコ画がある。
このポルスレ邸は1991年からイヴ・ブレイエ博物館(Musée Yves Brayer)として利用されている。
マンヴィル邸の壮麗なファサードの真向かいに、1571年建造というかなり大きな住宅の跡が残っている。しかし、現在では« Post Tenebras Lux 1571 »(闇の後には光なり 1571)と記された窓しか残っていない。
(Ténèbres la Lumièreの先)