村の高台からウルの港(le port de la Houle)を見下ろす景色は素晴らしい。
カンカルのカキはモン・サン・ミッシェル湾(le baie du Mont Saint-Michel)で育てられている。ここはヨーロッパで潮の干満の差がもっとも大きい場所。養殖場は350ha以上の広さがある。カキを入れた網袋は海底から一段高くなった鉄の台の上に置かれ、潮の満ち引きのたびに、水面から顔を出したり隠れたりする。このように、酸素の最適な供給と重要なプランクトンの供給が確保されている。カキは大きく育ち、"Pied de Cheva"(ポルトガルガキ)というサイズになるものもある。カンカルの平ガキは肉が締まっていて、生でも加熱してもよいが、出荷までに3、4年かかる。塩味のハシバミの実のような独特の風味がある。
グルアン岬はカンカルで最も北に位置する。ヨーロッパでもっとも潮の干満の差が大きい注目の場所。ここからの展望は、西はフレエル岬(Le Cap Fréhel)からモン・サン=ミッシェル湾(la baie du Mont Saint-Michel)を横切って、北東の対岸グランヴィル(Granville)まで広がる。干潮のとき、断崖のなかの洞窟を探検しにいくことのできる小道ができる。グルアン岬の正面に位置するランドの島(l’île des Landes)は、鳥類保護地区となっていて、鵜(ウ)やカモメなどが生息している。風によって浸食された切り立った岩の景色が広がるグルアン岬の自然はとても荒々しい。島と岬の間の海流は大変強い。日が暮れて太陽が沈むときの眺めは魅惑的。
7kmの税関吏の小道を通って歩いていくか、自動車で県道D201(4.5km)を通っていく。スタッド通り(la rue du Stade)を経てカンカルを離れ、駐車場に車を置いて岬へ直接至る小道を歩こう。
サン=メアン教会の塔には189段の階段があり、階段を上りきった塔の頂上はこの地方全体を眺めることができる最高に見晴しのよい場所。約40mの高さの塔の上からは、モン=サン=ミッシェル(Mont-Saint-Michel)、リマンの要塞(le fort des Rimains)、ランドの島(l'île des Landes)、ショセイの島々(les îles Chausey)、サン=マロ(Saint-Malo)周辺、カンカルの岩壁、ウルの港(le Port de la Houle)、カンカルの砂浜、そして周辺の40の村の鐘楼を目にすることができる。
見学は観光案内所へ申し込む。
OPEN:
夏は毎日、その他の期間は日曜以外毎日見学できる。
CLOSE:
12月末から1月初め
02.99.89.63.72
シスター・マリ・ドゥ・ラ・クロワ(sœur Marie de la Croix)と呼ばれたジャンヌ・ジュガンは、1792年10月25日にカンカルで生まれた。レ・プティット・スール・デ・ポーヴル(les Petites Sœurs des Pauvres)という修道会の設立者。1982年にヨハネ・パウロⅡ世によって福者に列せられた。人生を貧しい人々のためにささげたジャンヌ・ジュガンは人と人との連帯の模範とされている。彼女の家は現在巡礼と瞑想の場所となっており、彼女が存命した1792年のころのままに保存されている。
カンカルの村の入口にある。
Les Petites Croix, 35260 Cancale
02.23.15.14.22
OPEN:
6月~9月の毎日 14:30-18:30
料金 : 見学無料
ラ・ビスキーヌはこの地方独特の帆船。伝統的な船のなかでは最も多くの帆を装備している。この湾の船らしく、カキを引き上げることができ、またとても船足の早い帆船でもあった。過去のありさまを多少ともよみがえらせるために、1984年に協会が立ち上げられた。3年間の努力の結果、1987年4月18日、協会のボランティアグループがついに、ほとんど完璧に復元した1艘のビスキーヌを海に浮かべた。これは20世紀前半に小船団に所属していたペルル(Perle=真珠)という名の漁船を復元したもので、「カンカレーズ」と名づけられた。この誇らしげな帆船は、現在、旅行客を乗せて湾の中を横切り、楽しませている。カンカレーズはまた、税関吏の小道(le sentier des douaniers)をたどってグルアン岬(la Pointe du Grouin)へ向かう人たちの目をも楽しませている。
www.lacancalaise.org
グルアン岬(la pointe du Grouin)を離れて、西に向かうと最初に現れる浜はヴェルジェの入り江を取り囲む砂浜。この砂浜は風から守られ、夏には多くの海水浴客が訪れる。数百m離れた場所に1869年に建てられた礼拝堂が建っている。
この古い巡視路はポール通り(la rue du Port)の南側から始まる。この小道を散歩すると、カンカルの最も美しい数々の展望を楽しめるだろう。ウルの港(le Port de la Houle)に張り出したクロルの岬(la pointe des Crolles)からは、モン・サン=ミッシェル湾(la baie du MontSaint-Michel)を見渡すことができ、素晴らしく美しいパノラマに驚嘆するに違いない。この小道はカンカルから7km続き、グルアン岬(la pointe du Grouin)へ至る。
カンカルのかつて教会だった建物の一角にある。昔の手仕事、昔の服装、伝統的な家具調度品、漁業の有様などの展示。
博物館の入口は旧市街中心部にあるサン=メアン広場(la place Saint-Méen)に面している。
02.99.89.79.32
OPEN:
6月、9月 月・金・土・日曜 14:30-18:30
7月、8月 月曜 14:30-18:30 、火~日曜 10:00-12:00/14:30-18:30 および 木曜 20:30-22:00
10~5月休業
子供(10~16歳):1.75€、9歳以下は無料
団体は予約が必要。
カキの養殖技術と生産について説明している。カキの一生とその養殖についての知識を得られる。1時間のガイドつきの見学が必須。全世界からの1500種類以上の貝類の展示。売店ではアクセサリー、食器、貝殻を販売している。
L'Aurore 35260 Cancale
02.99.89.69.99
02.99.89.82.74
www.ferme-marine.com
OPEN:
7月~9月中旬 毎日
フランス語でのガイド11:00/15:00/17:00(英語でのガイド14:00、ドイツ語でのガイド16:00)
2月中旬~6月中旬/9月中旬~10月末 月~金曜 15:00
CLOSE:
11月~2月中旬
料金:大人 6.80€ 小人 3.60€