海に向かって左手の断崖の上まで登る道を行ってみよう。その先はアヴァルの断崖。断崖の上までついたら、さらに300mほど先まで道をたどる。振り返ると、手前にアヴァルの断崖、なかほどにエトルタの村、その向こうにアモンの断崖、という贅沢な光景が広がる。
作家モーリス・ルブランが20年以上住んでいた屋敷。この19世紀の美しいヴィラで怪盗紳士・アルセーヌ・ルパンを主人公とする小説のほとんどが書かれている。現在、建物は博物館になっていて、7つの段階を経るコースで、作家や彼の創造した有名な主人公との一体感を高めながら、名作・奇巌城の秘密を解明していくことになる。オーディオガイドはフランス語、英語。ショップもある。
15 rue Guy de Maupassant Étretat 76790
02.35.10.59.53
02.35.28.47.60
info@arsene-lupin.com
www.arsene-lupin.com
OPEN :4~9月(毎日 10:00-17:45),10月-3月(土曜・日曜のみ 11:00-16:45)
CLOSE :12/25および1/1
料金 : 6.75€ 6~16歳 4.25€ 6歳未満無料
1866年に建築されたこのヴィラはオッフェンバックやアレクサンドル・デュマなどの有名人が主人となり客をもてなした。かつてはロシア皇帝・ニコライⅠ世の侍従長・リュボミルスキー公爵の所有であり、のちにスペイン王妃(マリー=クリスティーヌ・ドゥ・ブルボン・シシル・エ・イザベル2世)の夏の別荘であったこともある。
レ・ゼーグの館は、現在も人が住んでいるが、夏には開放され見学できる。歴史的建造物に認定されていて、絵画、食器などの貴重な品々が保存されている。ガイド解説つき見学は30~45分。広いギャラリー、王妃の部屋、食堂、青の広間などでは、スペイン王妃とリュボミルスキー公爵の生涯と関わりをもった17世紀から19世紀のブルボン家や他の王家の想い出の品々が見られる。この館は、ペンションともなっていて宿泊できる(ホテルのセクションを参照)。
Route de Fécamp 76790 Étretat
02.35.28.92.77
info@chateaulesaygues.com
www.chateaulesaygues.com
OPEN:
7,8,9月の火曜以外の毎日 14:00-18:00
8月は15日間の休みあり
料金 : 6€ 12歳未満は無料。
アモンの断崖は海に向かって右手にある。石灰質の岩の白さが遠くからも目立つことから、1世紀ほど前までは、ブラン・トレ(Blanc-Trait :白い輪郭)の断崖と呼ばれていた。断崖の端に沿って散歩できるように道が整備されている。自動車で行ける。
浜の左手には最も有名なアヴァルの断崖がある。その真ん前にはエトルタの針(l'Aiguille)と名づけられた、高さが51mもある尖った岩が海面からそびえたっている。断崖の上までへの階段と道がある。その道を登りきったところにはまた長い散歩道があり、絶景を楽しめるポイントになっている。正面にはエトルタの針、左にはマンヌポルト(Manneporte)の巨大アーチ、また反対側にはアモンの断崖(Falaise d'Amont)。時間や光の加減で、このパノラマはさまざまに色を変え美しく変化していく。
引き潮の時には海に突き出した大きなアーチの下を通ることができる。階段で浜まで降り、有名な牡蠣の養殖場(le parc à huîtres d'Étretat)の跡を通り過ぎると、岩に開いた大きな洞窟がある。そしてアーチを通り抜けると反対側にまた浜が続く。
注意!侵食により、現在断崖の麓への進入は禁止されている。
19世紀末、この村は割合に有名になり、有名人がやってきて滞在するようになった。ブルジョワの美しい邸宅はその時に造られ、驚くようなものもある。観光客がみとれるサラマンドルの館(Le Manoir de la Salamandre)は、市場の近く、大通りにある。ここはエトルタで一番古い建物の一つで、ホテル/レストランになっている。ラ・ヴィラ・ギエット(La Villa Guillette)は作家ギ・ド・モーパッサンが住んでいた。ラ・ヴィラ・オルフェ(La Villa Orphée)は作曲家ジャック・オッフェンバックの家だった。美しい邸宅のいくつかは、現在ペンションになっているところもある。たとえばヴィラ・ブリニー(Villa Bligny)、ヴィラ・サン・スーシ(Villa Sans Souci)、ヴィラ・レ・ソリエ(Villa Les Soliers)など。
ノートル・ダム・ドゥ・ラ・ガルド礼拝堂から、浜とは反対の方に降りてゆき、アレクサンドル・デュマ・フィスが住んでいたヴィラ、レ・リエール(Les Lierres)のそばを通り過ぎ、それからテニスコートの駐車場の方に戻り、アルセーヌ=ルパン館(Le Clos Arsène Lupin)に向かう。アルセーヌ=ルパン館はアルセーヌ・ルパンの生みの親、作家のモーリス・ルブランが住んでいた家。ここは現在、アルセーヌ=ルパンの博物館になっており、一般公開されている。
大西洋横断飛行に挑んだフランス人飛行士のナンジュセールとコリを記念して、1963年に建てられた。矢をかたどった白いモニュメントは、斜めに中心軸から60度傾き、先端は地上から24mの高さ。彼らは1927年5月8日に、北大西洋をl'Oiseau Blanc(白鳥号)と名づけた飛行機で横断しようと試みたが消息を絶った。機影が最後に確認されたのがここエトルタ。リンドバーグが反対のコースで横断に成功したのは、その2週間ほど後だった。このモニュメントはアモンの断崖の上、ノートル=ダム・ドゥ・ラ・ガルド礼拝堂のそばにある。
砂利の海岸。断崖の石灰質が水に溶け流れ出し、海の青にやや乳白がかった色を加えている。夏にはヴァカンス客が砂利の浜に腰をおろし、海や左右両側にある断崖の景色を楽しむ。左手にはアヴァルの断崖、右手にはアモンの断崖。浜に沿って広く気持ちのよい通路があり、散歩を楽しめる。この道は、石積みの散歩道(la Promenade du Perrey)と呼ばれている。
海岸の右手、アモンの断崖の高台にある。1854年に建てられた。礼拝堂を造るための材料は船乗りたちが担いで運んだ。1942年、戦争で破壊されたが1950年に建て直された。
大きな門という意味のマンヌポルトは、アヴァルの断崖の先にあり、こちらもアーチがあり壮大である。アヴァルの断崖を通り過ぎ、そのままずっと歩くと到着。マンヌポルトの上からのアヴァルの断崖を見渡す景色は大変美しい。またエトルタの村一部も見える。
旧市場(Vieux Marché)の入っているこの建物は1926年に建てられた。この建築は、平瓦の屋根、木の梁、尖った鐘楼など目を引く点が多い。なかでは、職人が自分の作品を、商人が地元の産物を並べている。エトルタの色々な土産物も売られている(地元の特産品、絵はがき、アクセサリー、帽子、装飾品など)。