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ル・ピュイの緑レンズ豆 (La lentille verte du puy)

プレールのあるオート・ロワール県の街のひとつ、ル・ピュイ・アン・ヴレは、レンズ豆の生産地として有名。この地で穫れる緑レンズ豆は、時に「貧乏人のキャビア(Caviar du pauvre)」と揶揄されることもあるが、その繊細な味わい、美しい緑色、薄い皮、そして粉っぽさが少なく煮えやすいことから、圧倒的人気を誇る。植物性タンパク質や数種の必須アミノ酸が豊富で栄養価が高い一方で、脂質が低く、鉄やマグネシウム、ビタミンBの摂取により、栄養のバランスのサポーとにも効果的で“野菜のビーフステーキ”として引き合いに出されるほど。さらに、豆類としては初めて、1935年にAO(原産地名称)に、1996年にはAOC(原産地統制名称)に認定。これにより、産地、味、製造工程まで、厳しい規定をクリアしたものだけが「ル・ビュイの緑レンズ豆」と名乗ることができるようになった。一部の生産者の中には、通常規定に加え、有機栽培であることを条件として同レンズ豆を提案している農家もある。

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  • 果物・野菜

トリプー (Le tripou)

牛のトリッパ(胃や腸)や、羊の胃を使った名物郷土料理。豊富なタンパク質を始めとする栄養価の高さでも知られる。トリュファードとともに供されるのが一般的。

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  • ジビエ・肉
  • 伝統工芸品

オーヴェルニュ風ブダン (Le boudin auvergnat)

オーヴェルニュのブダン・ノワール(Boudin Noir、黒ブダン)は、他の地方では使わない牛乳を使うのが特徴。焼きリンゴとともに食べるのがおすすめ。

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  • ジビエ・肉

フロマージュ・オ・アルティスー (Fromage aux artisous)

“アルティスー”とは、チーズの熟成を担うダニの一種。ヴレ地方(Velay)で作られるチーズで、牛の生乳が使われる。

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  • チーズ

トリュファード (La truffade)

雄大な山脈に沿って牧草地が連なるオーヴェルニュ地方では、チーズ造りなど酪農業がさかんで、野菜料理ではじゃがいもがよく使われる。このトリュファードはその代表的食材2種を使ったいわゆるボテトのチーズ焼き。シンプルながらもこってりとした味わいの郷土料理で、牛飼いたちが山で夏を過ごすためによく食していた。

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  • その他