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ブルターニュの郷土料理

Cuisine locale de Bretagne

ブルターニュは、フランス北西部に位置し、英仏海峡と大西洋にせり出している半島です。険しい断崖、静かな海岸線と、緑海は表情もさまざま。内陸部は、美しい森や湖、のどかな田園風景が広がる、とても風光明媚な土地です。
この土地の人々は、ケルト民族にルーツを持ち、独特の文化を築き上げてきました。
名産は、オマール海老、牡蠣などの海産物をはじめ、バター、乳製品など。かわいいパッケージに入ったキャラメルやバタービスケットがお土産としてあちこちで売られています
土地の痩せたブルターニュでは、長い間そばが主食として親しまれてきました。そば粉を作ってくれるクレープはガレットと呼ばれ、一番有名な郷土料理です。街のあちこちにクレープリーと呼ばれるクレープ料理の専門店があり、地元の人たちは朝、昼、晩ご飯と一日中利用しています。そば粉の生地を薄く大きく焼き、チーズや卵、ハムなどと一緒に、しっかりとした食事として楽しむのがブルターニュ流。日本でポピュラーな小麦粉生地のデザートクレープは、ガレットに対してクレープと呼び分けられています。
ガレットに合わせて飲むのが、シードルというりんごのお酒。さわやかな発泡酒で、甘口と辛口があります。ワインよりもアルコール度数が低く、ビールのように気軽に飲めるので、最近は日本でも女性を中心に人気が高まっています。

アーティチョークの詰め物
アーティチョークの詰め物

独特の土っぽい香りが食欲をそそります。見た目よりずっと簡単に扱えるので、ぜひトライしてみてください。

ガレットとクレープ
ガレットとクレープ(Les Spécialités Bretonnes)

ブルターニュといえばクレープ。そば粉でつくるガレットが特に有名です。現地では、そば粉で塩味のものをガレット、小麦粉で主に甘い料理になるものをクレープと呼び分けています。
そば粉たっぷりのヘルシーなクレープ、ガレット。ピザのようにお好みでいろいろなものをのせて楽しんでみてください。

クレープのオレンジソース
クレープのオレンジソース

シンプルなクレープを自家製オレンジソースで煮込む、上品なフレンチスイーツです。

コトリアード(kouign amann)

ブルターニュ風、魚介の煮込み。ブイヤベースのようなもの。鱈やムール貝など、漁師がその日に獲れた魚介でつくるスープが基となっています。

クイニーアマン(Spaetzle)

「バターのお菓子」という意味の、ブルターニュ地方の伝統的な発酵菓子。ブルターニュ特産の塩バターを使います。ほんのりした塩気が、甘さを引き立てたお菓子です。

ファーブルトン(Far breton)

ファーとは、お粥の意味。ミルクと小麦粉で練ったお粥でつくったシンプルなお菓子だったものが、だんだん生クリームや卵を加えるリッチなものに変化していきました。もっちりした食感が楽しい焼き菓子です。