バルムのワイン:このワインは1973年からヴァン・ドゥ・ペイの呼称を許されている。クレミュー近郊のブドウ農家が「本物」の味を求めてつくりあげたワイン。赤、ロゼ、白がそろっている。白とロゼは8~10℃、赤は14~16℃がおいしく飲む温度。
・クレミューから14kmのサラニョン(Salagnon)のガストン・ゴナン(赤、白、リキュール)
・クレミューから17kmのサン=シェフ(Saint-Chef)のノエル・マルタン(赤、白、ロゼ、発泡性)、セルジュ・ペルティコ(赤、白、ロゼ、ブランデー)、ニコラ・ゴナン (赤と白)
・クレミューから17kmのセルメリュー(Sermérieu)のドメーヌ・ムニエ(赤、白、ロゼ)
などがある。(詳しくはショッピングのセクションを参照。)
コート・デュ・ローヌ(Côtes-du-Rhône):ローヌ渓谷のブドウ園はその面積 と生産量でフランスAOCの第2位に位置している。コート・デュ・ローヌのなかでも、ヴィエンヌ(クレミューから41km)の近くの、コート・ロティとコンドリューの大ブドウ園は大変有名である。(ショッピングのセクションを参照。)
クレミューの七面鳥(Dinde de Crémieu):クレミューの七面鳥はその繊細な肉質で舌の肥えた人から高い評価を得ている。リヨン出身の有名シェフ、ポール・ボキューズは彼のレシピでその味を世に知らしめた。毎年12月中旬に、クレミュー七面鳥フェアがおこなわれる。1784年に始まったもので、この地方でもっとも古い行事の一つである。
サボデ(Sabodet):サボデとは加熱して食べるソーセージで、豚の頭部の色々な部位使っている。赤ワインで煮込むか、水でゆでてもよい。厚切りにすると美味。フレッシュバターを添えた蒸したじゃがいもと一緒に、アツアツでどうぞ。(ショッピングのセクションを参照)
フォワィエス(Foyesse):甘い平たいガレット。ブリオッシュのような生地にクリーム(またはバター)と砂糖がかかっている。(ショッピングのセクションを参照)
ブーニュ:(Bugnes):リヨンとサン=エティエンヌ地方の名物の揚げ菓子。マルディグラ(謝肉の火曜日)や、2月末のカーニバルの時に食べる。材料は小麦粉、砂糖、卵、バター。バニラや、オレンジの花、グランマルニエ、ラム、レモン、ショウガなどで香りづけされている。2種類あり、ベーニエのようにふんわりしたサン・エティエンヌタイプと、薄くカリカリした長方形のリヨンタイプがある。
サン・ティポリット小修道院とデルフィナル城とともに、クレミューの名が歴史に現れるのは12世紀である。
12世紀末から、クレミューは商業的、軍事的に重要な役割を担うようになる。14世紀の初め、村のうち低い平場にある地区が形作られた。この地区や新しい市場の建物を取り囲むように城塞や瀟洒な家々が建てられたのである。18世紀には織物や皮革工場で村の人口の1/4が働いていた。19世紀の初め、クレミューとその近郊には、題材を求めて、風景画家が集まった。そのなかには、ポール・フランドラン(Paul Flandrin)、カミーユ・コロー(Camille Corot)、シャルル=フランソワ・ドービニィ(Charles-François Daubigny)、ギュスターブ・クールベ(Gustave Courbet)という著名な画家がいた。